筋肉のバランスをとる

ランジのポーズはランナーのストライドに似ている

多くのアスリートにとってランニングやサイクリング、水泳といったスポーツの魅力のひとつは、
長距離にわたってリズミカルかつ反復的な動きを続けることで深い瞑想状態がもたらされることだ。

 

だが、身体的にみると、この動きにはマイナス面もある。
持続的な反復運動は、特定の筋肉郡だけに重い負担をかけ、他の筋肉を使わないということでもある。
これが長時間、長距離に及ぶと筋肉のアンバランスを引き起こす。

 

「ちょっとしたミスアラインメントがあるストライドを繰り返すと、ケガにつながります。」

 

と語るのは、ノースカロライナ州チャペル在住のヨガ教師でトライアスロンのコーチでもあるセージ・ラウントリーだ。

 

「ランナーは股関節屈筋や大腿四頭筋を酷使し、逆に臀筋を使わない傾向があります。」

 

と彼女は言う。

 

ラウントリーは、後ろ足の股関節屈筋を柔軟にし、前足のハムストリングをストレッチして強化するために、
ランナーにローランジのポーズを教えている。

 

「ローランジのポーズはランナーのストライドに似ているので、彼らのアラインメントやバランスを見るのにいい方法です。」

 

サイクリストで、スタンフォード大学の運動生理学者でもあるステイシー・シムズによると、
サイクリストも同様のアンバランスを抱えているという。
彼らは自転車の上でずっと屈んでいる為に大腿四頭筋や臀筋が強くなり、
一方、股関節屈筋は硬く弱くなると彼女は言う。

 

「ヨガによって臀筋を開き、そのまわりの筋肉を強化することで、ケガを防ぐことができます。」

 

反復運動のストレスに加えて、自転車の上で屈む姿勢やランニングのストライドでもそうだが、
同じ姿勢を長時間にわたって保つという問題もある。

 

肩や背中が前に丸まり、体は縮こまる。
現代人の多くは、机の前に座るといった日常生活でいくらか前屈みの姿勢になっている。

 

ランニングやサイクリングで同じような姿勢を取ることは、体の収縮を助長し、背痛や姿勢の悪化につながる。
ローランジのようなポーズは、股関節屈筋を含む体の前面を開き、前屈みの姿勢を矯正してくれる。

 

 

 

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